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秋楽は未だテレサとがっしり手を繋ぎ、ニッコニコしていた…
「……あー君って……呼んで…良い?」
秋楽はコクリと頷いて返す。
「…///」
ガバッ!!
テレサは秋楽に抱きつく…
だが秋楽はそれを受け止め、微笑みながらテレサの頭をナデナデしていた。
「…はふぅ…」
秋楽は目がトロンとなったテレサを自分の隣に座らせ、膝枕をして寝かせた。
「あらあら、テレサったら……」
リリカは腕を組み、左の手のひらを頬に当て、慈しむような目でテレサを見る。
「ごめんなさいね?秋楽君、テレサは飛び級で高校に居るけど本当はまだ中学生なのよ」
(あぁ…テレサはまだ中学生だったのかぁ)
「んー、大丈夫。全然問題無し♪」
未だ秋楽の膝でクークーと寝息をたてているテレサを優しく撫でながら言った。
「そぅ、ありがとう」
リリカも笑顔で返す。
「はいはい!そろそろ自己紹介も済んだ事だし席に着こうか?」
ウィルがパンパン!と手を打ち視線を集める。
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