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「そうね!もう次が始まっちゃいそうだし」
レイナはちらりと時計を見て言った。
「そっそうですね」
ユーナも賛成のようだ。
「じゃあ秋楽君また後で!」
ウィルがそう言うと、それぞれ自分の席に行こうとする。
「あ…リリカ!」
秋楽の声にリリカは振り向く。
「どうしたの?」
「いや、テレサはどうしたら良いのかな?ちょっと起こすのも可哀相だし…」
秋楽の言葉にリリカは「フフッ」っと笑う。
「大丈夫よ、テレサの席はそこだから」
と言ったリリカが差したのは秋楽の隣。
つまり現在地。
秋楽は合点がいき答える。
「なるほどね、じゃあこのまま寝かして上げといた方が良いかな?」
視線を斜め上に傾けてリリカを見る。
「そうして貰えると有り難いわ」
リリカは「ふっ」と笑い、席に戻って行った。
結局テレサは昼まで寝ていた。
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