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風呂から上がり寝間着に着替えた秋楽は、まだ濡れている髪をタオルで拭きながらリビングへ向かう。
「ふぅ…」
(やっちまったなぁ…しかも転入初日か…)
そのままソファーに座りため息を吐く。
(あいつらになら話しても大丈夫…かな?)
「何にしても早すぎるかぁ…」
秋楽は座ったまま伸びをする。
そのまま頭の後ろで手を組み目を瞑る。
(まぁいいか…別にバレたからって大戦は終わったことだし…)
「はぁ…」
ふとあることを思い出し、再度ため息が洩れる。
(そうだった…アレが問題だった……)
アレ
それは超個人的な事。
[戦場の女神]についてである。
(恥ずかしいんだよなぁ…)
秋楽は立ち上がってキッチンへ行き、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し一息で飲み下す。
「~~~ぷはっ」
(まぁあんまり深く考えても仕方がないし…そろそろ寝るか…)
「よし!」
秋楽は気持ちをスッパリと切り替え、もう一度伸びをして寝室へ向かう。
まだため息どころじゃ終わらないモノが眠る場所へ…
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