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「それじゃあ…」
ティナはそう言うとベッドから降りる。
「私は自分の部屋に戻りますね」
「うん」
ティナの笑顔を見て、秋楽はホッと安心する。
寝室を出るティナを秋楽は見送るために追う。
「それじゃあ、おやすみなさい」
「おやすみティナちゃん、また明日ね」
小さく手を振るティナに返すように秋楽も笑顔で手を振る。
ティナは扉を開けて廊下へ出る。
「あっ!」
「ん?何か忘れ物した?」
ティナはイタズラっぽい笑顔で言い放つ。
「秋楽君……気持ち良かったよ?//」
「ばっ!?~~~~ッ///」
不意打ち的な言葉に顔を真っ赤にする秋楽を後目に、ティナは軽く手を振り笑顔で扉を閉める。
「あれは…反則だよな…?」
ポリポリと頬を掻いた秋楽は再び寝室へと戻り、少し速くなった鼓動を感じつつ眠りについた…
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