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一方静まり返った廊下を歩くティナは…
「……♪」
満足そうな笑顔である。
「これは益々テレサちゃんには負けられないです…」
ティナは固くこぶしを握る。
(でも…やっぱりあれは言わなくて良かったです…///)
実のところティナは秋楽が抱きしめる数分前に起きていた。
ティナは右の人差し指と中指を自らの唇に当てる。
またもや頬が朱に染まる。
(流石に……秋楽君が寝てる間にキスしちゃったなんて……言える訳ないです…///)
そっと唇から指を放し、ティナは上機嫌で学生寮を後にする…
ティナの鼓動もまた、何時もより速かった。
こうして秋楽達の長い1日が終わった…
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