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陽気なレイナを先頭に歩き出した秋楽達だが、目的地は中庭…
「着いたー!」
「近けぇよ!」
秋楽は余りの早さに突っ込んだ。
それもその筈、中庭は教室から1分ほどの距離だ。
まだ早いが、チラホラとだが生徒の姿は見られる。
そこには丁寧に刈り込まれた芝が一面に広がっていた。
というか芝以外
無い。
「エラく殺風景だなぁ…」
腕を組み首を傾げる秋楽。
「それはここが召喚術専用だからです」
独り言のような言葉に返ってきた声に若干たじろいだ秋楽は、振り返り声の主を探す…
までもなく直ぐ後ろに何やら箱を抱えたティナが立っていた。
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