ABB○右○左!使い魔召喚★

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しょんぼりしたレイナが立ち直る頃には既に皆集まっていた… 「それじゃあ始めますよ~」 ティナの声に生徒達は少なからず色めき立つ。 ただ、秋楽だけは少し違った。 (ふむ…どうしよう?) 考え込む秋楽をよそにティナの説明が続く。 「……~で、確かに使い魔はあなた達と主従関係を結びますが、決して不躾な事はしないようにしてください」 ティナは言葉を区切り、強調して言葉を伝える。 「相手は使い魔と言えど意思があるんです。確かに下級程度なら今のあなた達でも大丈夫でしょうが…中級・上級になれば、今のあなた達なんて赤子のようなものです」 生徒達はティナの言葉だけでなく、 言葉では表せない何かを感じていた。 「ですから皆さん、危険が無いようにしっかりとお願いしますね?」 「「「はい!」」」 小学生かと思うほどの声のシンクロ率である。 その様子を笑顔で眺めていたティナはパンッと手を打つ。 「よし!それじゃあ召喚を始める前に召喚具を渡すから順番に取りに来て~」 ゾロゾロとティナの方へ向かう生徒達と共に秋楽達も召喚具を取りに行った。
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