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「それじゃあ個人でもグループでも構わないから召喚してみて下さい。先生は見て回ってますからわからない所が有ったら呼んで下さいね」
ティナが粗方説明を終えると生徒はそれぞれ召喚符に魔力を込め出す。
「さて…どうするかな~…」
秋楽が手の平で風に揺れる召喚符を弄んでいると…
「…あー君……一緒やろ…」
テレサが秋楽の後ろで服の裾をクイクイと引いていた。
その後ろにはリリカも。
「ん?良いよ♪」
「………ありがと///」
テレサの頬が薄く朱に染まっていたが秋楽は気づかない。
秋楽達が話していると、ウィル・レイナ・ユーナも加わり、何時ものメンバーで行う事になった。
「うぁー…何かドキドキするね!」
「きっ緊張します…」
「大したこと無いよ。ただ魔力流し込むだけだし…」
そう言ったウィルは妖しく微笑む。
「まぁ…魔術関係が苦手なレイナはわからないけどね…♪」
「なっ……!!」
見る間に顔が赤くなったレイナは何かを言おうとしたが、多少口をパクパクしてから俯いた。
どうやら的を射すぎて言い返せないようだ。
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