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予想していたものとは違うレイナの反応にウィルは慌ててフォローする。
「だっ大丈夫だよ!レイナだって身体強化の魔法は得意じゃないか!だから大丈夫!ちょろっと召喚符に魔力流し込むだけだし!」
大丈夫って二回も言ったな?
テンパり過ぎだろ。
「そう…かな?」
「うん、大丈夫!」
ウィルの言葉でやっとレイナに笑顔が戻る。
「じゃあ…頑張る!」
言葉と共にガッツポーズを決めているレイナにウィルはほっと胸を撫で下ろした。
「それで…誰から召喚する?」
空気を読んだ秋楽が話を戻す。
「う~ん…最初はちょっと…」
ウィルの言葉にレイナとユーナも頷く。
「では私からやってみましょうか?」
今まで黙って見ていたリリカが軽く手を挙げて言った。
「おっ、じゃあリリカからだな」
「何が出るかな♪何が出るかな♪」
某獅子の番組よろしく言い出したレイナはとりあえず置いとこう。
「それでは…」
苦笑したリリカは少し離れて召喚符を右手に持ち、腕を前に掲げ目を瞑り、ゆっくりと魔力を召喚符へと流し込む。
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