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秋楽達が見守る中、リリカは更に魔力を注ぐ。
「………!!」
リリカの持つ召喚符から蒼い炎が溢れる。
「大丈夫!?」
慌てて駆け寄ろうとするレイナをリリカは手を挙げて制する。
「大丈夫ですわ。熱くもないですし…」
「リリカ、召喚符を放すんだ!」
「でも……」
「大丈夫だから!」
リリカはその手にある召喚符と「放せ」と言う秋楽を交互に見やってその手を放す。
「あっ……!」
「…………」
リリカの手から離れた蒼く燃える召喚符はその身を捨て、空中に蒼い紋章が描かれていく。
「これは……魔法陣!?」
リリカ達は描かれた魔法陣に目を見張る。
「最上級か……」
ただ1人秋楽だけは鋭い目つきで魔法陣を見据えいた。
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