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秋楽がテレサを撫でていると、レイナがセスの手を引いて来ていた。
「あの…こんにちわ…セスっていいます、よろしくお願いします」
開口一番、セスは照れと多少の怯えも含みつつだが笑顔で言いペコリとお辞儀をした。
「はぅっ///」
ユーナが逝った。
「レっレイナさん!ちょ~っとセス君にギュ~ッてして良いですか??良いですよね!」
「え?あっ!こらっ!!」
何時もの突っかかりは何処へやら、レイナの制止も虚しくセスに抱きつく……前にリリカが羽交い締めにして止めた。
やるなリリカさん
「ユーナ?時と場所と相手を考えなさい」
(時と場所と相手を考えれば大丈夫な問題か?)
リリカの言葉に腕を組み唸る秋楽。
それを見ていたテレサは秋楽の肩に手を置き、無言で首を左右に振る。
(考えても無駄か…)
秋楽は諦めたように苦笑を浮かべるだけであった。
さて、以心伝心な2人を差し置いてユーナ達は…
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