590人が本棚に入れています
本棚に追加
『まぁ…セス君はあたしの使い魔だから……』
「……?」
リリカはレイナが続けられた言葉に戸惑い首を傾げる。
『そうだけど……?』
「………♪」
「つまり…」
そう言うとレイナな妖しく笑いくるりと振り返り歩き出す。
「あたしはいつでも出来るんだけどね?」
「なっ!!」
驚愕するユーナの視線の先には真っ赤になったセスをギュッと抱きしめたレイナがいた。
「あらあら…」
「ずっズルいですっ!!!」
「ズルく無いよ?これはあたしの特権♪」
未だにギュッと抱きしめているレイナは満面の笑みを浮かべ、反対にユーナは顔を真っ赤、頬は引きつり額には青筋が……
『レイナってSか?』
『普段は脳天気だけどね…』
秋楽の問いにウィルは苦笑混じりに答えた。
(なんか…ユーナが可哀相になってきたな…)
秋楽は腕を組み、脳天気なレイナに弄られているユーナに少なからず同情していた。
最初のコメントを投稿しよう!