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「もぉ~!いったい誰なのよぉ!?」
未だにヒュンヒュンとあちこちに飛び回る精霊…
そこに飛び出た馬鹿2名
「おっ俺ですっ!」
「なっ!!いや、こんなやつ違いますよ!?貴女を召喚したのはそう!僕ですとも!」
名も無き生徒AとB、さも私が召喚しましたと言わんばかりに我が物顔で精霊へと歩み寄る。
「「さぁ!契約を!!」」
精霊に向い跪き、2人して手を差し伸べる。
「どこにでもいんのなあーゆーの」
「そうですわねぇ…ユーナは大丈夫かしら…」
明らかに侮蔑の眼差しを向ける秋楽と心配そうにユーナを見やるリリカ。
「…あぅぅ……」
当の本人は精霊+その他のやり取りをみてオロオロするばかりである。
「ふぅん…あんた達ねぇ…………」
まるで物の品質を見定めるような目つきでその他どもを見据える精霊…
「………」
「「……ゴクッ…」」
「キャハハハハハハ!!」
「「…っ!!」」
精霊は突然頭の大事なネジがフライアウェイしたかのように笑い出す…
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