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そして時は戻り現在…
｢じゃあ八神君入って～｣
(お！来た来た♪)
秋楽はﾄﾘｯﾌﾟの最中思いついた作戦を実行するべく、すぐさま扉を開け放ち教室内へ…
｢｢｢えっ……？？｣｣｣
呆けたように担任及び女子達は口を開けたままｷｮﾄﾝとしている。
うって変わって男子達は……
｢｢｢うぉぉぉぉぉぉぉ！！！｣｣｣
狂喜乱舞である。
それもそのはず、転入生は男と聞かされ、いったいどんな野郎だ？
と思い、面でも拝んでやるか…と今しがた入ってきた秋楽を見た瞬間男子は所構わず叫んでいた。
それもそのはず、たった今入ってきたのは…
指定の女子用制服を身に纏い、
赤く艶やかな長髪、
穏やかな水面を思わす青い瞳、
筋の通った目鼻立ち、
潤いたっぷりな唇。
口元には柔らかな微笑みを携えた女の子(？)であるからだ。
(ｸｸｯ…驚いてる驚いてる♪)
勿論、入ってきたのは八神 秋楽(♂)その人である。
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