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今にも沈み姿を消してしまいそうな夕日に
染められた雲一つ見つめてた。
“涙を落としてはいけない”と空ばかりを見つめて
明日にも花を咲かせそうな蕾には気が付かない。
あの頃の自分に目をそらす。
そんな当たり前になったことだって。
どんな事より逃げ出してたのは今の自分。
あの頃のように前を向いて。
流したい時は、好きなだけ涙して。
自分の中の偽りを消したら、ほら笑顔だって輝きを取り戻す。
あの頃のように前を向いて。
見つけた世界はほら、
煌めく星に揺らめく月。
その光をもらって輝くビー玉一つ。
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