仏壇に歯ブラシ
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不安になります。 歯ブラシが鉄アレイのように重く感じられる、不安。 手鏡を見ながら、私は懸命に磨きます。 歯茎から、血は滲み続けます。 血は美しい赤色です。 このきちがいじみた歯磨きは、それから一年半続くことになりました。 当時、妹に言われました。 「姉ちゃんが死んだら、仏壇に歯ブラシ供えとくね」
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