バレた

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バレた

噂はすぐに広まった。私はバレるとは考えもせずに、友達にペンやグロスなどをあげていた。 万引きを始めて三ヶ月位たったある日、先生に呼ばれた。昼休みの誰も使わない下駄箱で。 先「最近●●さん物をいっぱいあげてるよね?そんなにいらない物があるのゎどうして?」私ゎドキッとした。私は黙って居た。 先「黙ってちゃわからないよ?」 私「私ももらった物から」先「誰に?」私「先輩」 先「本当の事教えて?先生は怒らないよ。先生は心配なの●●さんの事。悪い事をしてるなら先生は悪いって教えてあげなくちゃいけないの。悩みでもあるの?」私は淋しかったんだと思う。多分先生は仕事だからそう言ったのかもしれない。でも私は何故か涙が溢れた。先生に抱きついて泣きたかった。先「もしかして万引きしてるんじゃないの?」わ私は頷いた。誰かに止めてもらいたかったのかもしれない。その頃には兄も万引きを始めていた。
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