姫華~兆し~

5/36
前へ
/237ページ
次へ
部屋の奥から声が届いた。 ソウスケ「おかえり~!」 壮介は五歳も年上の彼氏だ。 私は黙ってソウスケのいるリビングのドアを開けた。 ソウスケ「おかえり」 無視してソファーに座る。 ソウスケ「ただいまぐらい言ってもいいじゃん」 姫華「…お邪魔します」 ソウスケ「ハイハイ、いらっしゃいませ、お客様。 お食事はどうなさいますか?」 壮介は冷たい態度も軽く受け止めてくれる。 「食べてきたって言わなかったっけ…」 ソウスケ「そうだっけ?じゃあお風呂にする?私にする?それともう○こにするぅ~?」  アホだ…ちなみに名字は“坂田”だし… 姫華「帰りたくなってきたかも…」
/237ページ

最初のコメントを投稿しよう!

595人が本棚に入れています
本棚に追加