姫華~兆し~

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ソウスケ「冗談だって、たまにはノッてくればいいじゃん?」 「ノる訳ないじゃん」 私は宿題を始めた。 壮介といると気持ちが安らぐ…たまに疲れるけど 冷たくされても動じない、冗談ばかり言うが落ち着いている。 何より、私の機嫌が悪くても、無理に干渉しようとしないで、そっとしておいてくれる。 素直に言えないけど、そんな壮介の大人なトコロが大好きだ。 宿題が終わり、明日の予習も大体片付いたので、集中力が少し切れた。 チラッと見ると、壮介は私の邪魔をしないように黙ってテレビを見ている。
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