~雪乃~序章~

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マンションに着くと  さすがに可哀想かな? と思った私は少しは持ってあげようと思った。 「そろそろ荷物持つよ」 お父さんは“今さら?”と言いたげな表情で 父「……全部な?」 と無茶を言ってきた。 「えっ!?…持てるかな…」 父「がんばれ。W」 そう言うと荷物を渡してきた。 「ちょっ!重…い」 父「エレベーターまででいいぞ」 「が…んばる~」  断るのも気が引けるし…ってかたどり着ける??エレベーターまでは10メートルくらい?だけど… 両手に荷物を抱えた雪乃は足がプルプル震えていた。  こんな姿、誰にも見せられない…  ぅわっ!エレベーターの前に人がいる!うぅ~気づきませんように…ってか、お父さん待って!ごめんなさい!もうしません!(泣)
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