お泊まり。

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この状況どうにか…!くっ… 「逃がさないよ…ふふふ」 「うぐっ!??観春の胸が…柔らかくてきもてぃー☆~じゃなくて…!!!!」 俺は観春の腕を持ち上げてなんとか危機を回避した。 「ふぅ…なんとか…てか寝言なのか…ったくマジでびびった…」 「あにぃちゃんのからだ…ごつごつして冷たい…ふぇ…むにゃ…」 どかしたせいで観春はフローリングをうつぶせで寝ている。 …………… つい寝顔を見入ってしまう。憎めないほど可愛い。 …可愛いな。…ったく。…ってえ?え…何…俺見つめちゃってる訳…!!? 悪魔キズナ その勢いでチューしちまえよ~!!!ばれねぇって~ 天使キズナ 駄目だよ!悪魔の言いなりになったら!フローリングで風邪引いちゃうから布団かけてあげて! くそ…でもこんな機会滅多にねぇんだぞ?! ちょっとだけなら……………。 顔を近づけていく。五センチ、四センチ、三センチ、二センチ、一センチ… 「はぁああ~!」 え? ドカッ!!! 「どふぅはっ!!!!!いてぉえ!!」観春の回し蹴り炸裂。 「お兄ちゃん~ボール…いったよ…」 危うく意識飛ぶとこだった……観春?…ぶっっ!!!」 さっきの回し蹴りでパジャマが半分脱げてる…!しかも下で観春のぱんつが。 興奮が上昇気流の果て鼻血が降ってきた。 (なぁあああ!!テッシュぅう~) 早く隠さねぇと…!!!持っていた布団を観春に向かって投げた。 出血大。この状況どうにかしなければ… この夜、結局俺は寝ることができなかった。つーか鼻血はよ止まってくれ…!!
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