78人が本棚に入れています
本棚に追加
この状況どうにか…!くっ…
「逃がさないよ…ふふふ」
「うぐっ!??観春の胸が…柔らかくてきもてぃー☆~じゃなくて…!!!!」
俺は観春の腕を持ち上げてなんとか危機を回避した。
「ふぅ…なんとか…てか寝言なのか…ったくマジでびびった…」
「あにぃちゃんのからだ…ごつごつして冷たい…ふぇ…むにゃ…」
どかしたせいで観春はフローリングをうつぶせで寝ている。
……………
つい寝顔を見入ってしまう。憎めないほど可愛い。
…可愛いな。…ったく。…ってえ?え…何…俺見つめちゃってる訳…!!?
悪魔キズナ
その勢いでチューしちまえよ~!!!ばれねぇって~
天使キズナ
駄目だよ!悪魔の言いなりになったら!フローリングで風邪引いちゃうから布団かけてあげて!
くそ…でもこんな機会滅多にねぇんだぞ?!
ちょっとだけなら……………。
顔を近づけていく。五センチ、四センチ、三センチ、二センチ、一センチ…
「はぁああ~!」
え?
ドカッ!!!
「どふぅはっ!!!!!いてぉえ!!」観春の回し蹴り炸裂。
「お兄ちゃん~ボール…いったよ…」
危うく意識飛ぶとこだった……観春?…ぶっっ!!!」
さっきの回し蹴りでパジャマが半分脱げてる…!しかも下で観春のぱんつが。
興奮が上昇気流の果て鼻血が降ってきた。
(なぁあああ!!テッシュぅう~)
早く隠さねぇと…!!!持っていた布団を観春に向かって投げた。
出血大。この状況どうにかしなければ…
この夜、結局俺は寝ることができなかった。つーか鼻血はよ止まってくれ…!!
最初のコメントを投稿しよう!