帰城

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朝雅の部屋に残ったのは耀崋、臙、樹理の3人だ。 『臙、耀崋、大事無いか?』 『えぇ、朝雅様もお元気そうで』 笑顔で答えた耀崋に臙も習う。 「問題なんかあらへん。それより、紹介したいヤツがおんねん。」 『ん?そちらの娘御か。臙、そなた嫁を娶ったのか?』 「誰も彼もなんでそないな誤解すんねやろうなぁ…。こいつは樹理。癒眼巫女や。」 朝雅の目が見開かれる。 『やっぱり、朝雅様も驚きますわよね。わたくしも初めて聞かされたときには本当に驚きましたもの』 樹理が頭を下げる。 『分かった。そなたの部屋も用意しよう。耀崋をよろしく頼む。』 『はい、かしこまりましてございます』
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