満霞の想い

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朝焼けで空が綺麗に染まった頃樹理が外に出てきた。 臙は樹理に向けて笑顔を作ると、手を挙げて大声で挨拶をする。 樹理も笑顔で答えると、樹理は臙に近づいてきた。 「満霞は俺たちを守るために行ったんだ。なら俺らは俺らで頑張るべきだ。」 それを聞いて樹理ははっきり頷いた。 『今日ははんばぁぐにしましょうか。作り方は聞いていましたから。』 臙はそれに頷いて、また剣技の練習を始めた。 樹理も家に入って朝食の用意をするのだろう。 日が昇って明るくなってくる。 『臙』 後ろから声をかけられて慌てて振り向いた。 『朝から熱心ですね。』
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