満霞の想い

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『何をすればいいの?』 『お前が俺の花嫁になれば良い。天界からなら制御できる。』 『……っ』 満霞が言葉を詰まらせる。 『私なっても良いよ。儷の花嫁』 『良いのか?俺は抜け殻など欲しくはないぞ?』 『抜け殻?心ごとあげるよ。その代わり、お願いがある。』 『何だ?』 『私の記憶をみんなから消して欲しい。』 『全員か?』 暫く考える間があって満霞は首を振った。 『臙と樹理の記憶は消さないで。臙はきっと私の心をくんでくれる。でも臙一人では一生の秘密は重過ぎるから』
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