10 幸せの為に出来ること

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昼休み、ニヤは自分の机に突っ伏してオパールを眺めていた。 綺麗だからニヤに上げたかったと玲がいうそれは本当の空みただった。 心が落ち着く、反面、一緒に思い出されるあの女性(ひと)の姿が心をざわつかせる。 奇妙な感覚に囚われながら、ニヤは昨日のことをぼんやりと思い出していた。 肌着姿のニヤを抱きしめて玲は一緒に眠ってくれた、ここち良い眠りだったがそれ以上のことも覚悟していたニヤはなんだか拍子抜けしてしまった。 玲の鼓動はいつも穏やかで、それに対してニヤは何時だって心臓が壊れてしまいそうなほどにドキドキしている。
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