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普段ならスーツ姿のビジネスマンがほとんどの駅前の広場も、日曜の昼前とあって、カップルやら家族連れで賑わっていた。
ニヤがそこについたのは約束の時間を一時間分ほど過ぎた頃だった。
ニヤは朝に弱い。
その弱さは玲が呆れかえるほどで、ニヤ自身どうしてこんなにも起きられないのか自分でもわからない。
今日も玲に怒られて、一応布団から出ることは出たのだ、玲が仕事に出かけたあとソファーの上でまた眠りこんでしまい、気がついたときにはもう約束の時間をまわってしまっていた。
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