2 母親の才能
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ふてぶてしく言い放つニヤに僕はおどけて見せるとニヤを抱えて立ち上がらせる。 「まあ、そういうことだから。 しっかり良い子でお留守番しておいて」 空になったドリアの皿を取り上げた僕はキッチンへと逃げた。 僕に向けられることのない、真っ黒な透き通った瞳。 それに僕はどうしても耐えられなくなる時がある。 二十歳になった僕は十三歳の幼い少女に恋をしていた。
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