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またか。 そう思いながら、ニヤは不機嫌を顔一面に出して岩城の言葉を無視する。
ニヤは今日も玲から貰ったブレスレットを腕につけていた。
確かに今の格好には合わないかもしれないがニヤにとって似合う似合いなどどうでも良いことなのだ。
流石の岩城もニヤのあからさまな様子になにも言えなくなったのか、それ以上そ話題には触れなかった。
とりとめのない会話をしながら美術館についたのは十二時の少し前。
近くにあったファーストフードで適当に昼食を済ませてから、美術館に入る。
中は特別展示があるせいか、意外な程に混み合っていた。
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