11 猫との決別
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岩城と付き合いだして一週間が過ぎていた。 ニヤは放課後の教室で校庭を眺めながらぼんやりと岩城の部活が終わるのを待つ。 日曜のあの日以来、玲とはまともに口を聞いていなかった。 意識的にニヤは玲を避けていた。 一緒に居るのがつらいと言うこともあったが、それ以上にニヤには玲離れが必要だった。 夕日が完全に落ち、辺りが暗闇に包まれた時だった、部活を終えた岩城が漸くニヤの待つ教室に姿を現せたのは。
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