4 画家の才能

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気分が沈もうが、感情が不安定だろうが僕の心から切り離されたところにあるこの「描く」という作業になんら影響を与えることはない。 僕はただ機械的に売れる絵を吐き出しているに過ぎないのだ。 生活のために。 「何、泣いてんの?」 突然かけられた声に驚いて振り返ると、寝ているとばかり思っていたニヤがいつの間にか僕の後ろにたっていた。
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