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「ああいうのは得意じゃないのだけど、懇意にして下さってる方からのお願いで、どうしても断れなかったんだ」
苦い笑みを浮かべて言った僕に彼女は大げさに首をふると。
「そんな! なんか、すごい格好よかったよ。 雑誌とかであんな風に落ち着いてしゃべれるなんて、私だったらもうしどろもどろで、何はなしたら良いかわからなくなっちゃうもん!」
興奮した様子で一気にいう彼女は。
そんな彼女に少しびっくりした僕を見て
「私なんかに対談のお願いなんて来ないから心配しなくても良いんだけどね」
照れたようにお茶を口に運んだ。
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