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「早く、プレゼントを渡したい?」
唐突に尋ねてくる矢野さんに僕は幾らか驚いて顔を上る。
「なんだか、玲君そわそわしてるから」
そう言って笑う彼女に「そんなにソワソワしているだろうか?」 と疑問に思いながらも僕は一応謝罪した。
デザートを食べ終わってプティフールを摘みながら、ゆっくりとお茶を楽しんだ後。
僕は矢野さんを彼女のマンションまで送り届けた。
そのまま帰るつもりだった僕を彼女はまた呼び止めて……。
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