1404人が本棚に入れています
本棚に追加
/217ページ
「少し、汗をながそうかな、と……体調も随分良くなったし」
僕の答えにニヤの目がすっと細められる。
それと同時にニヤは僕の腕を乱暴につかむと僕の部屋まで引っ張っていき、そのままベッドに押し込められるように寝かされた。
「ニヤ、もう体は大丈」
「大丈夫じゃない」
「少し汗を」
「流すな」
「ニ」
「ウルサい」
僕の発言を一切許さないつもりらしいニヤにふっとため息をつくと、僕はニヤの持つビニール袋に目をやる。
最初のコメントを投稿しよう!