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いつもと変わらない土曜日の夜…
何日何かに追われ…
今日が晴れていたのか雨だったのか
何曜日か…
何日かすら解らずに・・・・
ただ時間に流されて一日一日が過ぎて行く・・
晴れた日曜日の朝も 雨の月曜日の朝も・・
今は懐かしい記憶でしか無い様な空想の世界の出来事の様に感じてしまう…
暑い日には汗をかき…
寒い日には凍えながら生きて居たはずが…
今の自分は・・・・
夕方に薄暗い部屋の中で目を覚まし…
冷たい床を踏みしめて…
夜の闇の中に溶けていく為に…
もう一人の自分を作り出す…
家路を急ぐ幸せそうな家族を横目に…
ゆっくりと闇の中に向う自分に慰めの言葉も底を尽きて…
虚しさだけが身に染みる…
ちょっとした勇気があれば…
タイヨウの下で笑う事も出来るのに・・・・
今はそれを羨む事しか出来ない自分に…
今日も厳しい三月の夜風
寂しさと…
理由の無い不安と…
出口の見えない闇の中を…
今日も一人さまよう…
by春四音
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