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貴方のコトとてもとても
大好きでした
大好きなのに
貴方を斬るとてもとても
できませぬ
貴方の笑顔とてもとても
綺麗でした
綺麗だけど
貴方の笑う その裏で
誰かが嘆く その裏が
真実であれ 強く願う
ある日 月の 綺麗な夜に
紅い華が 咲きました
ある日 貴方は 哀しげに
紅い華に 埋もれていた
貴方が嘆く その裏で
誰かが嘆く その裏に
偽りだけが――――
ある日 月も 見えぬ夜に
貴方の笑顔 永遠に
ある日 闇の 蠢く中で
紅い華は 永遠を
真実が消え 偽りが
虚像となりて 踊りだす
真実の亡い 世界には
偽り達が 群れをなす
貴方の笑顔とてもとても
大好きでした
大好きだから
貴方が落ちた偽りは
紅い華を
貴方を呑んだ偽りは
紅い華を
貴方の笑顔偽りに
紅い華が
ある日 月の 綺麗な夜に
紅い華を 咲かせました
ある日と同じ 綺麗な夜に
黒い華を 枯らせました
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