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いつまで続くのか…
続くも何も今までのは、序章…
本当の恐怖は今から始まるのだ。
志穂の顔が不安で歪んでいた。
「志穂ちゃん大丈夫?」
恭子は、
不安を隠せない志穂の手を握り、そう言って心配した。
「…」
志穂は何も言わず…
ただ首を縦に振った。
そんな不安を遮るように、スピーカーの声は話続けた。
「それでは皆様、早速ですが、ゲームの内容とルールを説明致します」
全員がスピーカーの声に耳を傾けいた。
訳もわからず、ただ声を聞くことしか彼等には出来ないから。
「ゲームの内容は…
『パーツ集め』です。ルールはとてもとても簡単です」
パーツ集め?何よそれ?
今日は頭の中でブロックのLEGOを思い浮かべていた…
…んな訳ないか。
「ルールの前に皆様…服のポケットの中を見てください。」
全員疑問に思いながらもポケットをまさぐった。
恭子もデニムパンツのポケットの中を探した。
「あれ?」
ポケットの中には一枚の紙切れが入っていた。
なんよこれ?
…右手?何よこれ?
「なにこれ?」
「私のシャツの中にも入っていました…右足?」
恭子の紙切れには右手。
志穂の紙切れには右足と書かれていた。
どうやら…
他の者達にも同じように服の中に、紙切れが入っていたようだ。
右手、左手、右足、左足、胴体、頭…
等…
紙切れには、身体の各部位が書かれていた。
「皆様、見ていただけましたかな?
その紙には身体のいろいろなパーツの名前が書いてあります。
皆様には、自分の紙に書いてあるパーツを集めていただきます」
は?全然意味わからないし…
集める?どうやって…
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