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「その話しって…消子さんのことですか…?」
「そう!私の携帯の電話帳に名前があるの!」
私は電話帳のか行を開いて見せた。
「ホントだ…」
「ねぇ教えて?これって…一体何…?」
「消子さんは突然携帯の電話帳にあらわれて、その電話帳に登録してある人を見るんです。電話帳に登録してない人で、どうでもいいって思ってる人から…消えていくんです」
「消える…?」
「はい…。どうでもいいって思ってる人が全員消えたら…次は嫌いな人が全員消えていく…。その嫌いな人も全員消えたら…次は好きな人…まぁ…好きな人は異性だけじゃないですよね。」
「好きな人が…消えたら…次はどうなるの…?」
「次は電話帳の中の一番メールをした回数が少ない人から順番に消えていくんです…。段々消えていって…一番メールの回数が多い人、つまりその中で一番大事な人…その人が消えたら…次は自分です」
「!?」
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