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｢な、なんか悩んでんのか？｣
｢はい…昨日携帯の電話帳を見たら知らない子の名前が登録されてて…｣
｢知らない子の…？｣
｢え、それもしかしてさっき言ってた消子…？｣
｢そう。このクラスにそんな子いたっけなぁ…って思って…｣
｢少なくともこの学年にはいないみたいだけど…｣
高畑先生が持っていた名簿で確認してくれる。
｢他の学年の奴とアドレス交換とかは？｣
｢してないです｣
｢んー…じゃないとすると…｣
｢あわかった！｣
麻緒がぱちんと手を叩く。
｢…何？｣
恐る恐る聞いてみる。
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