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｢お母さんとかお父さんが勝手に登録したんじゃない？｣
｢なんのために？｣
｢それは…なんでかな…ｱﾊﾊ…｣
｢……｣
｢……｣
｢そもそも親が子供の携帯を勝手に見るか？｣
｢うっ…｣
｢ちなみに私の携帯パスワードっていうか暗証番号いれないと開けないようにしてるんだけど…。お母さんたちは知らないハズだよ｣
｢ううっ…｣
｢｢だから親が登録するのはありえないと思う｣｣
｢二人でたたみかけるように言わないでよ！(泣)｣
｢ゴメンゴメン｣
｢悪かったな｣
高畑先生がそう謝ったときだった。
『高畑先生、高畑先生、至急職員室までお戻りください。繰り返します。高畑先生…』
｢うぉ、やべ、会議が！じゃあ俺行くな。また何かあったら相談してくれな｣
じゃっ！と挨拶をして、先生は教室を出ていった。
｢教師も忙しいよねぇ｣
｢そうだねぇ…｣
先生の出ていったドアを見つめながら、私たちは呟いた…。
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