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「…課長、なんなんですか?あの人…」
危機を逃れた尾形が、涙を拭きながら訊いた。
「いやぁ、これで済んで良かったぞ…あいつはポン酒が少しでも入るとあんなんになるんだ」
「貞操の危機を感じました…酒乱のゲイですか?」
「いや、ゲイじゃない…ただ、筋肉を見たくなるんだろう。張り合いたくなるらしい…」
「?……よっくわかんねぇーなぁー」
尾形が首を捻る。
「他のヤツが止めようとすると、あの怪力だ、簡単に吹っ飛ばされる…したがって誰も近付かない。…だが、不思議とこの店の娘には簡単にあしらわれる」
「……」
「とにかく危機は去った。…飲み直すぞ!一気に酔いが冷めた…近藤さん!あんたダメだよー…あんな事しちゃ!」
「ダハハ~すんません、許してチョンマゲ」
悪びれずダジャレで謝る近藤…。
「さぁ、飲み直すぞ!」
皆、何事も無かった様に元の席に着いた。
その頃、スマイソンとフウカは…。
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