『君を』

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『君を』

  雲の立体感に      心が霞んで  しまいそうになる  何故  近くの熱には  反応しないで  遠ざかる熱に  やっと  感じてしまうの    僕の中で  いつまでも燻り続ける 痛い言葉達  ねぇ傍に居るのなら  余所見なんかしないで   真っ直ぐに  僕だけを見ていてよ    その言葉が  その想いが    いつかは  嘘になってしまうなら   僕は消えたい。    君の中に響かない  心なら  それはなんの意味も  持たないよ    触れたと思ったら 簡単にすり抜けてた  僕の手にはわずかな  温度だけ残って    やっぱりそうさ  君を想わずには      いられないんだ   
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