BreathLess vol.1

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ガラッ 「おはようございます。田口大貴です。」 「あっ!おはようさん! 君が田口大貴君?」 職員室の扉を開けると1人の先生が駆け寄って来た。 おそらく担任だろう。…教師に見えないくらい派手な服装だけど。 「はい、これからよろしくお願いします。」 「担任の安田章大や! よろしくな大貴君。 …あれ?ご両親の方は?」 「両親は来れません。多忙ですので。」 「えっ!いっ、いくら多忙やからって転校初日ぐらいは「先生、そういう家庭の子も世の中にはいるんです… 大丈夫、俺は違いますから。 こちらが必要書類です。」 と、少し大きめの封筒を渡す 「あっ…お、おおきに…」 担任は少しかしこまると封筒を受け取った。  
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