183人が本棚に入れています
本棚に追加
仁side
―カシャッ…カシャッ…――
「よし!だいぶ撮ったな!」
「これが思い出作り?」
「そうだよ!
後でプリントアウトするから捨てんなよ!」
「それも嬉しいけど、
もっと話をしようよ。
その方が思い出になるんじゃ「ダメ。
写真がないと忘れちゃうだろ
写真が先なの。
俺のことも…俺がいたことも忘れるだろ。」
「まさか!忘れないよ」
「忘れるよ。
いいんだ…仕方ない。」
大貴ってどういうコなのかな……
名前と顔しか教えてもらえなかった
淳之介の弟。
「そのヘンの奴と…
何でもない奴と思い出作りしても仕方ねーよ。
だけど仁は淳之介の友達だから…
俺にとってはすごい意味ある!……でも…まさか。」
「ん?」
「淳之介に…オトナの友達がいたなんて。」
「あぁ耳?
でも大丈夫。何もしないよ。」
最初のコメントを投稿しよう!