vol.3

12/21
183人が本棚に入れています
本棚に追加
/437ページ
仁が俺を抱き寄せる。 「“これは、言葉(スペル)による闘争であることを宣言する。”」 「仕掛けて来たぞ。宏光っ!」 「“受けて立つ!!”」 宏光と呼ばれた奴が答えた。 「“こちらは自動(オート)で。”」 「自動だって!? バッカにして!!」 「“戦闘システム展開。”」 仁の胸の中から顔を上げる。 「自動って」 「戦闘機だけで戦うってこと。 つまり2対1。」 「なにー!ムッカついた~! お前名乗れるならやってみろ! 太輔、手!! “俺達は同じ魂。 同じBreathLessの名をもつふたり。”」 太輔と呼ばれた奴と宏光が手を組む。  
/437ページ

最初のコメントを投稿しよう!