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仁が俺を抱き寄せる。
「“これは、言葉(スペル)による闘争であることを宣言する。”」
「仕掛けて来たぞ。宏光っ!」
「“受けて立つ!!”」
宏光と呼ばれた奴が答えた。
「“こちらは自動(オート)で。”」
「自動だって!?
バッカにして!!」
「“戦闘システム展開。”」
仁の胸の中から顔を上げる。
「自動って」
「戦闘機だけで戦うってこと。
つまり2対1。」
「なにー!ムッカついた~!
お前名乗れるならやってみろ!
太輔、手!!
“俺達は同じ魂。
同じBreathLessの名をもつふたり。”」
太輔と呼ばれた奴と宏光が手を組む。
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