vol.3

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「“BreathLess。その意味は… 息もできないほどの激しさ! 戦闘システム展開!!”」 太輔と宏光を取り巻く様に風が吹き荒れる。 「行くぞっ! “裂!!切り裂け!”」 「…“全開防御。 どんな攻撃も私に届きはしない!”」 ―キィン!キィン!―― 宏光の攻撃は仁に届く事なく全て弾かれた。 「うわっ! いきなり4文字だ!!全部弾かれた! 単純な言葉じゃダメか… “裂破!切り裂き破壊しろ!”」 ―キィン!―― それも同じように弾かれる 「ムダだよ。そんな荒っぽい言葉じゃ俺には効かない。 今度は俺が攻撃していいのかな? 太輔にダメージを与えるよ。」 「!!」 宏光の顔が青褪める。 「聞くな宏光! 迷ったらダメだって! 俺はお前のサクリファイスだ。 ダメージ引き受けんのは当たり前だ!」 「そう、ダメージを受けるのは当然だよ。 宏光の力では太輔を守れない。」 宏光「……っ!」 宏光の顔が歪む 「落ち着けって宏光! のまれるな。むこうはお前を煽ってるだけだ。」  
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