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数日後 毎日メールを交わし続けながら、ついに彼と会う事になり家の近くまで迎えに来てもらう事になった。 その日のあたしは化粧や髪型をいつも以上に念入りに仕上げて、服装も今一番のお気に入りを選び、彼の目に可愛く映る女になる為にはと何度も思考を巡らせていた。 結局、用意に3時間もかかり、あたしは溜め息を漏らした。 少し疲れたが、これから彼に会えるのだという思いが全てを消し去り、多幸感をもたらした。 彼からあたしの家の近くまで来たとメールが届いたので、あたしは家を出た。 家を出て大きな通りに面したコンビニで待ち合わせをしていたので、2分くらい歩いてコンビニに着いた。 そこには何度も○号線ですれ違った白の33シーマが確かに停まっていた。 あたしはやはり夢ではないのだともう一度自分の気持ちを落ち着かせ、車に近づいて行った。 バック駐車だったので、こちらから歩いている姿は彼の目にも留まるはずだと思うと緊張が走り、ぎこちない歩きになっていないかと気になった。 案の定、彼は気付いていたのかあたしが車の傍まで辿り着くまでに車から降りて姿を現した。 「麗子ちゃん?…」 最初に言葉を発したのは彼の方だった。
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