70人が本棚に入れています
本棚に追加
/110ページ
「・・・クカカ・・・よくここまで来たな・・・。女の割にはやるじゃねぇか」
「・・・・・・お前は誰だ?このアジトの頭か?」
「まあ、一応そんなとこだな」
「・・・なら話が早い。貴様の首を捕り、データを持ち帰る」
琥珀は武器を持ち、構える。
「クカカ!おかしな女だ!俺の首を捕るだぁ?笑わせてくれる!死ぬのはお前の方だ!!!」
男はそう言うと、琥珀に襲いかかる。琥珀はガードする。鈍い摩擦音が辺りに響き渡る。
「クッ!」
「女の割にはやるな・・・。だが、今のままじゃ力不足だ!!!」
男は琥珀を突き飛ばす。
「うあっ!!!」
琥珀は柱に叩きつけられた。背中から血が滲む。
(・・・何か倒す方法は・・・)
琥珀は目が霞ながらも懸命に辺りを見回す。すると、ある物に目が付いた。
最初のコメントを投稿しよう!