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【第6位!鷹見力蔵!43票!】
スポットライトに照らされた力蔵は、眩しそうな顔をした。
「やめろよ!眩しいだろ!」
「いやいやいや!お前6位なんだって!喜べよ!!」
「えっ?そうなのか?」
太郎につっこまれて、力蔵はようやく状況を理解した。
【投票理由は『バカ』、『アホ』等があったぞ!】
「投票してくれた皆!ありがとな!」
「いやいやいや!馬鹿にされてるからね!喜んじゃ駄目だって力蔵!!」
太郎の華麗なつっこみを無視して、一郎は次の発表に移った。
【続いて第5位は鈴木太郎で45票~】
「何故俺の時だけ溜めがないの!?そしてやる気もないの!?」
太郎は即座に力蔵から切り替えて、一郎につっこんだ。
【投票理由は『ツッコミがいい』等だってよ。主人公なのに完全にツッコミ役ってどうなんだろね。はい続いて第4位!】
太郎の反論のツッコミをかき消すように鳴り響くドラムロール。
そして、
【第4位!神宮寺将國!48票!】
スポットライトに照らされた将國は、当然といった余裕の表情で手を振った。
「とりあえず俺に投票してくれた女の子は、メルアドと携帯番号書いてこちらの宛先まで送ってくれ!」
【そういうのはとりあえず高校卒業してからにしような将國君。ちなみに投票理由は『カッコイイ』、『クール』、『旅に着いていきたい』、『ノゾキング最高』等があったぞ。最後のはイマイチよくわからんがな】
一郎の疑問の言葉に、将國は思わず顔を背けた。
【さぁーて!ベスト3に入る前に、ランク外を発表だ!もう数が多すぎてめんどくさいからこのパネルに書いた!後は各自で見てくれ!】
そう言って一郎は、パネルを隠していた赤い布を剥ぎ取った。
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