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広い廊下を並んで歩く
ふと隆史が一つの部屋の前で止まった
プレートを見ると『金江田』と隆史の苗字が書いてあった
ガチャ…
隆「汚ねぇーけど、どーぞ」
梨「知ってるって!!
おじゃましま~す☆」
玄関に靴をぬいで部屋のドアを開ける
そこには意外に綺麗に片付けられたリビングがあった
梨「あれ??意外に綺麗」
隆「お前の部屋よりはな?(笑)」
梨「うっさい!!」
そんな会話をしながら私はハンバーグを作るため、キッチンに向かう
若干、焦がしながらも完成☆
机の上にはハンバーグとスープ、そしてサラダという完璧な夕食が並んでいた
梨「隆史ー!!!!ご飯できたよ―」
自分の部屋にいったであろう隆史を呼ぶ
隆史からの返事がない
私のでかい声が届かなかったはずもないし…
直接呼びに行くかぁ~;;と面倒臭がりながらも、二階へ上がった
コンコン
梨「隆史??…入るよ??」
部屋に入って一番に目に入ったのは、ベッドで爆睡している隆史
梨「(-_-;)…隆史ッッ!!」
苛つきながらも隆史を起こす
…が一向に起きる気配がない
…ハァ
心の中で小さく溜め息
起きない隆史にますますイライラしてきた
梨「起きろっ!!」
元が元総長とかしていたからか、基本的には口は悪い
隆「…!?」
若干寝ぼけながらも隆史がムクッっと起き上がった
梨「ごはん出来た!!
食べるでしょ??」
私の質問にコクリと頷く隆史は、寝起きだからかボケーッとしている
そんな隆史は放って、取り敢えずリビングに戻った
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