~隆史の家~

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風呂に入ってるであろう梨杏のためにスウェットを取り出しバスルームの所に持って行った 隆「…梨杏??」 声を掛けるとザーッっとシャワーの音が、キュッっという音と共に消えた 梨「ん~??」 隆「ここに着替え置いとくからな??」 梨「あッッ!!ありがとー♪助かる☆」 あ~…やべ… シルエットで梨杏が見える… 俺は早足に脱衣場を離れた ──… ガチャ お風呂から上がったばかりの梨杏が俺の部屋に入って来る 綺麗な長い髪からは水が滴り落ちており、妙に色っぽかった 隆「髪乾かさねぇーと風邪ひくぞ!?」 梨「…う~ん…のぼせたっぽい…」 そう言う梨杏は、俺の寝ていたベッドの上に腰かけ、俺にドライヤーを渡してくる ………(-_-;) …乾かせってか…!? ブォォー 勢いよく梨杏の髪がなびくと同時にシャンプーのいい香りがする …俺も一応男なんだけどな;; こいつは警戒心って物が、まったくと言っていいほど…ない;;;; 少し火照った体をフラフラさせる梨杏は、本当にのぼせたようだった 隆「浸かりすぎるからだろー??」 俺がそういいながら梨杏の額に手をおくと、気持ちよさそうにしたのでそのままベッドに倒した …押し倒した訳ではない… と自分に必死にいい聞かせる俺 これ以上はヤバいな;; 直感的にそう思い、梨杏の額から手を離そうとした …が、梨杏は俺の冷たい手を離さない 隆「…梨杏;;お前はここで寝ろ。俺はリビングのソファーで寝っから」 梨「………」 やっぱり一向に手を離そうとしない梨杏 …お~い… 出来る限り梨杏と一緒にいたくない……襲いそうで… ここは一刻も早く離れなければ… どうするか…;; 俺が考えを張り巡らせる中、不意に梨杏は小さく呟いた 梨「…ここに寝ればいいじゃん」 …可愛いな( ̄^ ̄) っておーいッッ!!!! 『ここに寝れば??』ってダメだろー!! 寝れない寝れない!!!! 隆「いやー、ダメだろ~;;男は皆、狼になんだぞ?」 もちろん、俺も。お前だったら、尚更。 梨「…ぷっ!!大丈夫だよ?そんな時は…殺すから」 …怖ッッ!!!! 最後のあたりだけ、妙に声が低い
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